【2026年10月最新】アクセラレータープログラムとは?34選を一覧形式で紹介

2026年に募集しているアクセラレータープログラムを一覧形式でまとめました。本記事では、大企業・自治体・ベンチャーキャピタルなどが主催する、スタートアップや起業家が応募できるアクセラレータープログラムを掲載しています。

「アクセラレータープログラムに参加して事業を伸ばしたいけど、どんなプログラムがあるのか分からない・・・」という方は、ぜひご覧ください!

本記事の監修 松浦英宗(まつうらえいしゅう)
国内最大級のビジネスコンテストデータベース「ビジコンDB」の代表。外資系戦略コンサルティング会社(アーサー・ディ・リトル・ジャパン)などで勤務した後、ビジコンDBを設立。

目次

アクセラレータープログラムとは、大企業や自治体、ベンチャーキャピタルなどが、スタートアップの事業成長を短期間で後押しする支援プログラムのことです。数か月の期間の中で、専門家によるメンタリングや、主催者のリソースを活用した実証実験などを行い、最後にデモデイ(成果発表会)で成果を発表する形が一般的です。

主催者にとっては、新しい技術やサービスを持つスタートアップと出会い、協業や出資につなげる狙いがあります。応募する側にとっては、自社だけでは得にくい顧客基盤や実証の場、ネットワークを活用できる点が大きな魅力です。

インキュベーター・ベンチャーキャピタルとの違い

アクセラレーターとよく比べられるのが、インキュベーターとベンチャーキャピタル(VC)です。

インキュベーターは、起業前後の段階の事業を、オフィスの提供などを通じて育てる存在で、比較的長い期間をかけて支援するのが特徴です。

一方、ベンチャーキャピタルは、成長が見込めるスタートアップに出資し、株式の売却などで利益を得ることを目的としています。アクセラレーターは、すでに製品やサービスの形がある事業を、数か月という短い期間で一気に成長させることに重きを置いている点が異なります。

ビジネスコンテスト・ピッチコンテストとの違い

ビジネスコンテスト(ビジコン)やピッチコンテストは、事業プランを審査し、優れたものを表彰することが中心です。審査が終われば、基本的にはそこで一区切りとなります。

アクセラレータープログラムも、応募の段階では書類やピッチによる選考がありますが、採択されてからが本番です。数か月にわたって主催者と一緒に事業を進めるため、表彰よりも、実証実験や協業といった具体的な成果を得られる点に違いがあります。

ちなみに、ピッチコンテストやピッチイベントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

アクセラレータープログラムは、誰が主催しているかによって、得られる支援や向いている事業が大きく変わります。

大企業・事業会社のプログラム

大企業や事業会社が、自社の顧客基盤や設備、ブランドなどを提供し、スタートアップとの協業を目指すプログラムです。JR東日本やセコム、セブン銀行、ANA Xなどが開催しており、採択されると、その企業のアセットを使った実証実験に進めるのが大きな特徴です。

自社の事業と主催企業の事業がかみ合えば、実証のあとに本格的な導入や業務提携、出資へとつながる可能性もあります。

自治体・公的機関のプログラム

東京都や大阪市、千葉市、盛岡市などの自治体や、ジェトロのような公的機関が主催するプログラムです。参加費が無料のものが多く、専門家によるメンタリングや、地域の企業・行政とのマッチングを受けられます。

地域の課題解決をテーマにしたプログラムでは、自治体と一緒に実証実験を行い、その費用の一部が補助されることもあります。ただし、その地域に拠点があることや、拠点を設けることが条件になっている場合が多いので、応募の前に確認しておきましょう。

ベンチャーキャピタル・独立系のプログラム

ベンチャーキャピタルや、アクセラレーターを専門とする独立系の企業が運営するプログラムです。Plug and Play JapanやTechstars Tokyoなどが知られており、資金調達や海外展開まで見据えた支援を受けられるのが特徴です。

出資と引き換えに株式を提供するケースもあるため、条件をよく確認したうえで応募することが大切です。

大学のプログラム

大学やその関連組織が運営するプログラムです。東京大学バイオデザインが経済産業省と連携して運営するMedTech ROUNDのように、大学の研究や専門性を生かして、特定の分野のスタートアップを支援するものがあります。

なかには、東京大学のFoundXのように、その大学の学生や卒業生・研究者だけが応募できるものもあるため、応募資格をよく確認しましょう。

テーマ特化型のプログラム(ディープテック・社会課題など)

宇宙や医療、農業、社会課題など、特定のテーマに絞って募集するプログラムです。KDDIの宇宙共創プログラムや、AgVenture LabのJAアクセラレーター、東京都のTOKYO Co-cial IMPACTなどがあり、その分野ならではの実験環境や専門家の支援を受けられます。

取り組んでいる分野がはっきりしている場合は、テーマ特化型のプログラムから探すと、自社に合った支援を見つけやすいでしょう。

ここからは、2026年に募集しているアクセラレータープログラムを、締切が近い順に紹介します。締切が決まっていない随時募集のプログラムは、最後にまとめています。

※掲載している画像の出典は、各プログラムの公式サイトです。

大阪産業局の大阪イノベーションハブが実施する、アーリー期のスタートアップ向けのアクセラレーションプログラムです。VCや起業家をメンターに迎えた合宿で事業の課題を見つけ、採用・事業開発・資本政策などのテーマで約4か月の伴走支援を受け、最後は成果報告会(デモデイ)で発表します。大阪市外の企業も応募でき、定員は6名です。

沖縄県が主催し、イオン琉球やオリオンビールなど県内のホスト企業9社と、デジタル技術を持つ県内外の企業が共創するプログラムです。パートナー企業として採択されると、ホスト企業と事業の仮説を作って実証(PoC)を行い、2027年2月のデモデイで成果を発表します。

福島県浪江町のナミエシンカが運営する、3か月間のアクセラレータープログラムです。参加費は無料で株式の提供も不要、町内の事業者との実証やVC・事業会社とのつながりなど、採択者ごとに必要な支援が用意され、2027年2月には浪江町でデモデイと商談会が開かれます。

SMBCコンシューマーファイナンスが、スタートアップとの共創で新しい金融サービスを生み出すプログラムです。「コンシューマーファイナンスの高度化」と「新規事業の創出」の2つのテーマで募集し、60年以上の与信ノウハウや約190行の提携金融機関のネットワークを活用した実証(PoC)を目指します。

JR東日本とJR東日本スタートアップが、駅や鉄道などのアセットを使った実証実験を通じて、スタートアップとの事業共創を目指すプログラムです。「地域共創」「デジタル共創」「地球共創(SDGs)」の3つのテーマで、自社の製品・サービスまたはプロトタイプを持つ、概ね起業10年以内の企業が応募できます。

ソーシャル・エックスが運営する、自治体の社会課題・地域課題の解決に挑むスタートアップのためのプログラムで、奈良県生駒市の課題がテーマです。予選を通過するとメンタリングや自治体との面談が用意され、決勝で優勝・準優勝すると実証実験に向けたマッチングと伴走支援を受けられます。応募には課題発信セミナーへの参加が必要です。

東京大学のスタートアップ支援拠点FoundXが運営する、9か月間のアクセラレータープログラムです。共同創業者のうち1名以上が東京大学・大学院の卒業生や在学生、研究者であることが条件で、2〜4人用の個室が無償で提供されるほか、週1回の定例ミーティングや投資家へのピッチの機会などを通じて、最初の資金調達までを支援します。参加費は不要で、出資も行いません。締切は四半期ごと(3月・6月・9月・12月の1日)です。

ソーシャル・エックスが運営するプログラムで、香川県高松市の社会課題・地域課題がテーマです。参加費は無料で、決勝で優勝・準優勝すると、実証実験に向けた自治体とのマッチングと伴走支援を受けられます。応募には課題発信セミナーへの参加が必要です。

KDDIのオープンイノベーション拠点「KDDI ∞ Labo」が、パートナー企業と共に提供するスタートアップ支援プログラムで、2027年3月末まで通年で募集しています。書類選考と面会を通過すると、パートナー企業へのピッチ登壇や個別面会を通じて、ソリューションの導入や事業連携、出資検討の機会が得られます。

KDDIが運営する、宇宙の活用に関心のあるスタートアップのための共創プログラムです。小型低軌道衛星や月面模擬フィールドなどの実験環境が提供されるほか、参画する大企業との共創や、東京都の事業による実証実験の費用支援も受けられます。

東京都が支援する、日本の医療技術(MedTech)スタートアップのための6か月間のプログラムです。米国FDAへの申請や知財戦略についての専門的なメンタリングに加え、シリコンバレーでの2週間の研修で、投資家との面談やピッチの機会が用意されています。

2026年に募集を終了したアクセラレータープログラムです。毎年同じ時期に募集されるプログラムも多いため、来年度に応募する際の参考にしてください。

※掲載している画像の出典は、各プログラムの公式サイトです。

東京大学バイオデザインが経済産業省と連携して運営する、医療機器・ヘルスケア分野のスタートアップと大手企業の協業を支援するアクセラレーションプログラムです。医療機器・ヘルステック領域のスタートアップが対象で、大手企業とのマッチングを通じて事業化を目指します。

宮城県気仙沼市に本社を置くムラコホールディングスが、建設やパンの製造・販売など13の事業のアセットを活用した共創を目指したプログラムです。土木建設現場の安全向上やパンの販路開拓、ドローンを使った新サービスなど4つのテーマで、個人・法人を問わず募集しました。

ホテル椿山荘東京や箱根小涌園などを運営する藤田観光が開催した、4回目のアクセラレータープログラムです。宿泊・観光業界の課題と社会課題の2つの切り口で、国内外61拠点や年間100万人を超えるインバウンド顧客を活用した実証を目指しました。

セコムが、自社のソリューションを活用した新しい体験の創出を目指して開催した共創プログラムです。プロアクティブ型のセキュリティや次世代ドローンのコア技術など4つのテーマで募集し、有望な採択企業には総額300万円の共創支援金が用意されました。

三菱UFJ銀行とインクルージョン・ジャパンが共同で開催した、4回目のアクセラレーターです。「次世代エネルギー転換の産業実装」「生成AIを活用した人手不足の解消」など4つのテーマで、スタートアップに加えて中小企業も募集しました。参加費は無料で、協賛企業との協業や、生成AIを使った社会的インパクトの可視化の支援を受け、5月のデモデイで成果を発表しました。

JAグループが設立したAgVenture Labが主催する、食・農・くらしの課題解決に取り組むスタートアップのためのアクセラレーターです。選抜チームには最大100万円の助成とJAグループ職員による伴走支援があり、成果は11月のDEMO DAYで発表されます。

セブン銀行が、ATMやグループの各サービスを活用した新規事業のアイデアを募集したプログラムです。書類選考を通過すると、セブン銀行のメンバーがチームとして加わり、週1回程度の打ち合わせを重ねて提案を磨き上げます。

世界的なアクセラレーターであるTechstarsが東京で開催する、約3か月間(13週間)のプログラムです。採択企業には総額12万ドルの出資が行われ、その見返りとして株式の一部を提供します。業種は問いませんが、ディープテックやフィンテック、気候テックなどに特に関心を持っており、2026年はデモデイが11月10日に開かれます。

埼玉県が、市町村の地域課題と、その解決に役立つ技術やサービスを持つ企業をマッチングするプロジェクトです。専任担当者による伴走支援のもと、さいたま市や熊谷市などの課題に取り組み、ビジネスピッチやガバメントピッチの場も設けられました。

品川区が実施する、ITを活用してウェルビーイングの向上に取り組むシード〜アーリー期の事業者のためのプログラムです。受講料は無料で、6回の研修と専門メンターによる個別メンタリングを経て、2027年3月のデモデイで成果を発表します。学生も参加できます。

広島県が、県内14市町の地域課題・行政課題と、スタートアップや中小企業をマッチングするプログラムです。採択されると、自治体と協働して行う開発・実証の経費の一部(上限100万円、補助率3分の2以内)が補助されます。

東京都中小企業振興公社が実施する、創業後10年未満の都内の中小企業者などの顧客獲得を支援するアクセラレーションプログラムです。準備支援・実践支援・ハンズオン支援の3つのフェーズがあり、ハンズオン支援フェーズに採択されると、上限1,500万円の助成金にも申請できます。

静岡県が、インバウンド観光の課題を持つ県内の自治体・DMOとスタートアップをマッチングするプログラムです。最終選考を通過して実証実験を行う場合は、自治体とであれば100万円、DMOとであれば150万円の支援金を受けられます。

盛岡市が主催する、盛岡広域に事業拠点を持つスタートアップのためのアクセラレータープログラムです。専門家によるメンタリングや、販路拡大・資金調達のネットワーク機会などが原則無料で提供され、2月下旬〜3月上旬には成果発表会(DEMODAY)が開かれます。

千葉市が実施する、創業10年以内の中小企業者などを対象としたアクセラレーションプログラムの第7期です。事業成長コースと上場チャレンジコースの2つがあり、5か月間の個別メンタリングを経て、成果発表会(デモデイ)で発表します。

長野県が実施する、長野県の資源を活用したシード期の事業を対象としたアクセラレーションプログラムです。約5か月間、外部メンターによる定期面談や支援ツールの提供を受け、12月の成果報告会のあとは、県内企業との協業の可能性も検討します。

東京都が実施する、社会課題の解決に取り組むスタートアップのためのアクセラレーションプログラムです。インパクトデザインとインパクトスケールの2つのコースがあり、週1回程度のメンタリングでインパクト評価の設計や資金調達・販路開拓を支援し、2027年3月にはデモデイが開かれます。

相模原市が、市内で事業を始める・広げる起業家や企業を支援するアクセラレーションプログラムです。専門家による個別メンタリングや、市内の企業・大学との実証の調整、金融機関とのミートアップなどを、10月から3月まで受けられます。

ソーシャル・エックスが内閣府沖縄総合事務局と連携して運営するプログラムで、沖縄の社会課題・地域課題がテーマです。決勝で優勝・準優勝すると、実証実験に向けた自治体とのマッチングと伴走支援を受けられます。

ジェトロが海外のトップアクセラレーターと連携して実施する、出資なし(エクイティ・フリー)のプログラムです。海外展開や資金調達を目指す国内のスタートアップが対象で、プログラム参加費はジェトロが負担します(渡航費などは企業負担)。コースごとに締切が異なり、最も遅いコースは9月6日が締切でした。

東京都が設置する青山スタートアップアクセラレーションセンターの、社会課題の解決に取り組むシード期のベンチャー向けのプログラムです。メンターによる月次メンタリングとアクセラレーターによる週次メンタリングに加え、コワーキングスペースの無料利用や、VC・大企業を招いたデモデイがあります。

ソーシャル・エックスが群馬県と連携して運営するプログラムで、群馬県の社会課題・地域課題がテーマです。決勝で優勝・準優勝すると、実証実験に向けた自治体とのマッチングと伴走支援を受けられます。

ANA Xが、マイレージプログラムの会員約4,700万人の顧客基盤や、ANAのブランドを活用した共創を目指すプログラムです。「非日常」を広げる提案と「日常生活」の新しい商品・サービスの提案を、オープン共創型とOEM連携型の2つの形で募集しました。

一覧を見て、参加してみたいプログラムが見つかった方も多いのではないでしょうか。アクセラレータープログラムに参加すると、自社だけでは得にくい支援を短期間で受けられます。

専門家によるメンタリング

多くのプログラムでは、起業経験者やベンチャーキャピタリスト、業界の専門家などがメンターとして付きます。週1回や月1回といった頻度で事業の課題を一緒に整理してもらえるため、一人で悩むよりも速く、事業の方向性を固められます。

大企業・投資家とのネットワーク

プログラムには、主催企業だけでなく、協賛企業や投資家、自治体の担当者なども関わっています。普段はなかなか会えない相手と直接話せることが、その後の取引や資金調達のきっかけになります。

資金調達・出資の機会

デモデイには投資家が招かれることが多く、成果を発表する場が、そのまま資金調達の機会になります。プログラムによっては、主催者自身による出資の検討や、助成金・支援金が用意されているものもあります。

実証実験・協業の機会

大企業や自治体のプログラムでは、主催者の店舗や設備、顧客を使って、自社の製品やサービスを試せることがあります。実際の現場で検証した実績は、その後の営業や資金調達でも強い説得力になります。

オフィス・設備などの提供

コワーキングスペースや会議室を無料で使えるプログラムもあります。宇宙や医療など、自社では用意しにくい実験環境を利用できるものもあり、開発のスピードを上げられます。

メリットが多い一方で、アクセラレータープログラムには、参加する前に知っておきたい注意点もあります。

出資と引き換えの株式の提供

ベンチャーキャピタルなどが運営するプログラムの中には、出資と引き換えに株式の一部を提供することが条件になっているものがあります。資本政策にも関わるため、応募の前に条件をよく確認しておきましょう。なお、自治体や大企業のプログラムには、株式の提供が不要なものも多くあります。

短期間で求められる負担の大きさ

数か月という短い期間で成果を出すため、メンタリングや報告会、実証実験の準備などに多くの時間を使うことになります。本業の開発や営業とのバランスを考え、無理なく取り組めるかを見極めることが大切です。

主催者との事業の相性

大企業のプログラムでは、主催企業の事業と自社の事業がかみ合わないと、実証や協業までなかなか進みません。主催者が何を求めているのか、募集テーマや提供されるリソースを事前に読み込んでおきましょう。

応募条件・事業ステージの制約

「製品・サービスを提供していること」「創業10年以内」「その地域に拠点があること」など、プログラムごとに応募条件が決まっています。アイデア段階では応募できないものも多いため、自社の状況に合っているかを確認しましょう。

アクセラレータープログラムは数多くあるため、どれに応募するかは、自社の状況に合わせて選ぶことが大切です。まずは、自社の事業がどの段階にいるのかを整理しましょう。アイデア段階のプレシード期を対象にしたものから、売上が立ち始めたアーリー期・シリーズAを対象にしたものまで、プログラムによって想定している段階はさまざまです。

次に、今の自社にとって一番必要な支援が何かを考えます。資金を得たいのか、事業の進め方について助言がほしいのか、大企業や自治体と一緒に実際の現場で検証したいのかによって、向いているプログラムは変わります。株式を提供したくない場合は、出資を条件としない(エクイティ・フリーの)プログラムを選びましょう。

そのうえで、募集の時期も確認しておきましょう。多くのプログラムは、年に1〜2回、決まった時期に募集されます。準備に時間がかかる場合は、本記事のアーカイブも参考に、次の募集時期から逆算して準備を始めておくと安心です。

応募するプログラムが決まったら、いよいよエントリーです。多くのプログラムは、応募から修了まで、数か月から半年ほどをかけて進みます。

ステップ1:応募先の選定・情報収集

まずは、募集テーマや応募条件、支援内容を確認し、応募するプログラムを決めます。説明会や個別相談の場を設けているプログラムも多いので、気になる点は事前に確認しておきましょう。

ステップ2:エントリー・応募書類の提出

応募フォームへの入力とあわせて、事業の内容をまとめたピッチ資料の提出を求められることがほとんどです。解決する課題や解決策、市場、ビジネスモデル、チームなどを、短い時間で伝わるようにまとめておきましょう。

ちなみに、ピッチ資料の作り方について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

ステップ3:書類選考・面談

書類選考を通過すると、オンラインや対面での面談、ピッチによる選考に進みます。大企業のプログラムでは、選考の途中で、主催企業の担当者と提案の内容を一緒に磨き上げる期間が設けられていることもあります。

ステップ4:プログラムへの参加(メンタリング・実証)

採択されると、数か月にわたってメンタリングや講座を受けながら、事業を進めていきます。大企業や自治体のプログラムでは、この期間に実証実験を行うことが多くあります。

ステップ5:デモデイでの発表

プログラムの最後には、デモデイ(成果発表会)で、期間中の取り組みと成果を発表します。投資家や大企業の担当者が多く集まるため、次の資金調達や協業につなげる大切な機会です。

ちなみに、デモデイなどでのピッチの準備や、伝わるピッチのコツについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

流れが分かったところで、選考で何が見られているのかも押さえておきましょう。アクセラレータープログラムの選考では、事業そのものの可能性に加えて、プログラムの期間中にどれだけ成長できるかが見られています。

解決する課題と市場の大きさ

誰のどんな課題を解決するのか、そしてその市場にどれだけの広がりがあるのかは、多くのプログラムで重視されます。課題の深さと市場の大きさを、データや顧客の声で示せると説得力が増します。

創業者・チームの実行力

短い期間で成果を出すプログラムだからこそ、計画を実行に移せるチームかどうかが見られます。これまでの経歴や、ここまでに何をやり遂げてきたのかを具体的に伝えましょう。

これまでの実績・トラクション

製品・サービスの提供実績や、利用者数・売上の伸びなどのトラクション(事業が前に進んでいることを示す数字)は、大きな評価材料になります。小さな数字でも、伸びていることを示せると効果的です。

主催者との協業の可能性

大企業や自治体のプログラムでは、主催者のアセットを使って何ができるのかが重要です。主催者の課題を理解したうえで、一緒に取り組むことで双方にどんな価値が生まれるのかを提案しましょう。

プログラムで達成したいこと

プログラムの期間中に何を達成したいのかを、具体的な目標として示すことも大切です。目標がはっきりしているほど、主催者も支援の内容を考えやすくなります。

参考までに、ビジコンDBが、審査基準を公開しているビジネスコンテスト114件を調べたところ、多かった観点は「新規性・独自性」(75%)、「実現可能性」(67%)、「市場性・成長性」(52%)でした。アクセラレータープログラムの選考でも、課題や解決策の新しさ、実現できるかどうか、市場の広がりが見られることが多いため、応募書類やピッチ資料ではこの3つを意識して伝えましょう。

最後に、アクセラレータープログラムについて、応募を考えている方からよく聞かれる質問をまとめました。

Q. アクセラレータープログラムに参加費はかかりますか?
多くのプログラムは参加費無料です。ただし、デモデイや合宿などに参加するための交通費・宿泊費は、自己負担となる場合が多いので、募集要項を確認しておきましょう。

Q. 起業前でも応募できますか?
プログラムによります。製品・サービスの提供や法人の設立を条件にしているものが多い一方で、ソーシャル・エックスのプログラムのように、事業の立ち上げに取り組む方も対象にしているものもあります。

Q. 学生でも参加できますか?
学生が参加できるプログラムもあります。例えば、品川区の五反田バレーアクセラレーションプログラムは、学生も参加できます。応募条件に法人の設立が含まれていないかを確認しましょう。

Q. 株式を提供する必要はありますか?
プログラムによって異なります。自治体や大企業のプログラムの多くは株式の提供が不要ですが、ベンチャーキャピタルなどが運営する出資型のプログラムでは、出資と引き換えに株式を提供する場合があります。

Q. 複数のプログラムに同時に応募できますか?
同時に応募できるものが多い一方で、相模原アクセラレーションプログラムのように、期間中にほかのアクセラレーションプログラムへ参加することを原則として認めていないものもあります。応募の前に条件を確認しておきましょう。

Q. 採択されなかった場合でも、次の回に再挑戦できますか?
毎年募集されているプログラムも多いため、次の回に再挑戦できます。選考で得たフィードバックを生かし、事業や資料を磨き直してから応募するとよいでしょう。

Q. ビジネスコンテストとアクセラレータープログラムは、どちらに応募すべきですか?
事業のアイデアを形にしたい段階や、まずは評価を受けたい段階であれば、ビジネスコンテストがおすすめです。製品やサービスがあり、実証や協業で一気に事業を伸ばしたい段階であれば、アクセラレータープログラムが向いています。

ちなみに、起業につながるビジネスコンテストについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

本記事では、2026年に募集しているアクセラレータープログラムを一覧形式でまとめました。アクセラレータープログラムは、メンタリングや実証実験、大企業・投資家とのつながりなど、事業を短期間で大きく伸ばすきっかけになります。気になるプログラムがあれば、まずはエントリーしてみましょう!

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