ビジネスコンテストの応募書類の書き方|よく聞かれる項目と記入例を解説

ビジネスコンテストに応募しようと思ったものの、「応募書類に何を書けばいいのか分からない」と悩んでいませんか。応募書類は、多くのコンテストで最初の審査に使われる、とても大切な書類です。

この記事では、国内最大級のビジネスコンテストデータベース「ビジコンDB」が、実際のコンテストの応募用紙・エントリーシートを集計したデータをもとに、応募書類でよく聞かれる項目と、項目別の書き方・記入例を解説します。書類審査で見られるポイントや、実際の応募書類のフォーマット例、提出前のチェックリストも紹介します。

本記事の監修 松浦英宗(まつうらえいしゅう)
国内最大級のビジネスコンテストデータベース「ビジコンDB」の代表。外資系戦略コンサルティング会社(アーサー・ディ・リトル・ジャパン)などで勤務した後、ビジコンDBを設立。

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ビジネスコンテストの応募書類とは、応募するビジネスプランの内容をまとめて、主催者に提出する書類のことです。コンテストによって、「応募用紙」「エントリーシート」「ビジネスプランシート」などと呼び方は異なりますが、多くのコンテストでは、この書類をもとに最初の書類審査が行われます。最終審査のプレゼンテーションに進めるかどうかは、応募書類の出来で決まると言っても過言ではありません。

また、応募書類の提出方法も、コンテストによってさまざまです。ビジコンDBに掲載している、2026年に締切を迎えるコンテストのうち、公式サイトで応募方法が確認できた140件を集計すると、次のとおりです。

提出の方法件数割合
Webフォーム91件65%
応募用紙69件49%
郵送25件18%
動画21件15%
スライド19件14%

※1つのコンテストで複数の方法を併用する場合があるため、割合の合計は100%になりません。応募用紙は、主催者が指定した様式に記入して提出するもの、郵送には持参も含みます。

表のとおり、最も多いのはWebフォームでの応募で、約半数のコンテストでは、応募用紙の提出も求められます。Webフォームで基本情報を登録し、記入した応募用紙を添付して送る形が多く見られます。応募する前に、募集要項で提出の方法と様式を必ず確認しましょう。

では、実際の応募書類では、どのような項目が聞かれているのでしょうか。ビジコンDBに掲載しているコンテストのうち、応募用紙やエントリーシートを公開している37件を集計すると、次のとおりです。項目は、次の章で紹介する書き方の順に並べています。

項目件数割合
プラン名32件86%
事業の概要(エグゼクティブサマリー)34件92%
応募の動機25件68%
課題32件86%
ターゲット22件59%
解決策33件89%
優位性30件81%
市場規模19件51%
収支計画27件73%

※1つの応募書類に複数の項目があるため、割合の合計は100%になりません。

表のとおり、事業の概要、解決策、プラン名、課題は、9割前後の応募書類で聞かれています。どのコンテストに応募する場合でも、まず準備しておきたい基本の項目です。また、競合と比べた優位性や収支計画まで求めるコンテストも7〜8割にのぼり、アイデアの面白さだけでなく、事業として成り立つかどうかも見られていることが分かります。

そして、意外と多いのが「応募の動機」です。市場規模よりも多い68%の応募書類で聞かれており、プランの中身だけでなく、なぜ自分がその事業に取り組むのかも、審査の材料になっています。なお、37件のうち20件では文字数の指定があり、上限として最も一般的なのは400字でした。

ここからは、よく聞かれる項目について、書き方と記入例を紹介します。記入例は、実際に使用された「自治体向けのビジネスコンテスト開催サービス 自治コン」の資料をもとにしています。この資料は、本章で紹介する項目と完全に一致するわけではありませんが、それぞれの要素がきちんと盛り込まれています。記入例とあわせてご覧いただくと、より具体的な書き方のイメージが湧くと思います。

プラン名

プラン名は、審査員が最初に目にする項目です。30字以内などの文字数の指定があることが多いため、「誰に」「何を」提供するのかが一目で伝わる言葉を選びましょう。キャッチコピーのように工夫するのもよいですが、内容が想像できないほど抽象的な表現は避けます。

自治コン「自治体が気軽にビジネスコンテストを開催できる官民マッチングサービス」

事業の概要(エグゼクティブサマリー)

事業の概要は、ビジネスプラン全体を短く要約する項目で、ビジネスプランではエグゼクティブサマリーとも呼ばれます。「誰の」「どんな課題を」「どのように解決し」「どう収益を上げるのか」を、200〜400字程度でまとめましょう。審査員は、ここで全体像をつかんでから詳しい内容を読むため、ほかの項目を書き終えてから、最後に整えるのがおすすめです。

「自治コン」は、自治体がカフェでコーヒーを買うような気軽さでビジネスコンテストを開催し、中小企業とマッチングすることで、抱えている課題を最大効率で解決できるようにする官民マッチングサービスです。必要事項をシステムに入力するだけで、無料かつ最短10分で開催を申請でき、これまでのコンテストで集まった課題と解決策を集約して、ほかの自治体にも横展開します。収益は、コンテストに応募する中小企業から受け取る応募料(1社1万円)を中心とし、5年目に売上高10億円を目指します。

応募の動機

応募の動機では、なぜ自分がこの事業に取り組むのかを伝えます。プランを思いついたきっかけや、実際に見聞きした出来事を具体的に書くと、熱意が伝わりやすくなります。「社会の役に立ちたい」のような一般的な言葉だけで終わらせず、自分の経験と結びつけて書きましょう。

自治体関係者へのインタビューで、中小企業と協力して地域の課題を解決したいものの、「解決できる企業とのつながりがない」「ビジネスコンテストを開きたくても、手間や費用、ノウハウが足りない」という声を数多く聞きました。一方で、優れた商品やサービスを持ちながら、実績や協業先がなく、事業を軌道に乗せるきっかけをつかめない中小企業も多くあります。この両者をつなぐことで、地域の課題解決と中小企業の成長を同時に実現したいと考え、本プランを考案しました。

課題

課題では、プランで解決したい課題が、実際に存在することを示します。公的な統計や調査データ、自分で行ったアンケートやインタビューの結果など、客観的な根拠を添えるのがポイントです。課題の大きさや、これまで解決されてこなかった理由まで書けると、プランの必要性が伝わります。

自治体は、医療・福祉や観光、防災など幅広い分野で課題を抱えていますが、自治体だけで対処するには限界があり、中小企業との共創が欠かせません。しかし、「解決できる企業とのつながりがない」「候補が多すぎて最適な企業が分からない」といった理由で、協業に時間がかかったり、前例を踏襲した妥協案になったりしています。共創先を探す手段としてビジネスコンテストがありますが、開催の手間や費用、ノウハウの不足から、開催している自治体は全体の5%にも達していません(自社調査)。

ターゲット

ターゲットでは、商品やサービスを誰に届けるのかを、できるだけ具体的に書きます。「すべての人」のように対象を広げすぎず、どのような立場や悩みを持つ人なのかまで絞り込みましょう。利用者が複数いるサービスの場合は、それぞれについて書くと、事業の全体像が伝わります。

主な利用者は、地域の課題を中小企業との共創で解決したいと考えている、全国の自治体の担当者です。あわせて、優れた商品やサービスを持ちながら、資金・宣伝・実績などが不足し、事業を軌道に乗せるきっかけを探している中小企業を、コンテストの参加者として想定しています。

解決策

解決策では、課題をどのように解決するのかを、商品やサービスの内容とあわせて具体的に説明します。サービスの中身だけでなく、使い方や利用者が得られるものまで書くと、審査員が利用する場面をイメージしやすくなります。文章だけで伝えにくい部分は、図で補いましょう。

自治体は、課題や募集対象者などの必要事項をシステムに入力するだけで、無料かつ最短10分でコンテストの開催を申請でき、数日後には開催ページが完成します。中小企業は、自治体の課題に対して解決策を応募し、入賞すると、自治体から資金や宣伝、協業の機会などを得られます。さらに、これまでのコンテストで集まった課題と解決策を集約し、コンテストを開催しない自治体も、ほかの自治体の好事例を活用できるようにします。

優位性

優位性では、似た商品やサービスと比べて、何が優れているのかを示します。「競合はいない」と書くのは避け、顧客がいま代わりに使っている手段と比べて、自分たちならではの強みを伝えましょう。強みは、価格・手軽さ・品質など、顧客にとっての違いで表現するのがポイントです。

一般的なビジネスコンテストは、多額の費用がかかり、募集から開催まで半年近くを要します。調査会社への依頼や、自治体独自での課題解決も、金銭的・時間的な負担が大きい方法です。自治コンは、開催費が無料で、システムに入力するだけで開催できるため、自治体の負担が極めて少ない点で差別化されています。また、自治体の課題と解決策をオープンに公開することで、多くの企業から、より良い解決策が集まる仕組みになっています。

市場規模

市場規模では、事業を展開する市場に、十分な大きさや成長性があることを示します。対象となる顧客の数や、今後どこまで広げられるかを、根拠となるデータとあわせて書きましょう。事業がもたらす社会的な価値まで示せると、プランの大きさが伝わります。

全国に1,700以上ある市区町村のうち、現在ビジネスコンテストを開催しているのは5%未満です(自社調査)。自治コンでは、コンテストを開催する自治体の割合を、5年目に25%、10年目に50%まで高めることを目指します。また、1つの自治体と企業が結ばれることで、将来的に1,000万円の価値が生まれると仮定すると、10年目には、自治体や企業、市民に対して1,800億円の経済効果を提供できると見込んでいます。

収支計画

収支計画では、事業が利益を生み、続けられることを数字で示します。売上は「単価×数量」で計算し、費用を差し引いて利益が出る見通しを示しましょう。事業を始めるために必要な資金と、その調達方法もあわせて書きます。

主な収益源は、コンテストに応募する中小企業から受け取る応募料(1社1万円)です。これに、自治体から企業紹介の依頼を受けて面談を設定した場合の紹介料(1社10万円)と、自治体の要望に応じた開催オプション料を加えた3つで収益を上げます。初年度は売上高2,314万円・営業利益183万円と小規模ですが、5年目には売上高約10億円・営業利益約5億円を見込みます。現在は500万円の自己資金で運営しており、事業化の進み具合に合わせて、銀行からの借入やベンチャーキャピタルからの出資を検討します。

ここまで、項目ごとの書き方を紹介してきました。それぞれの項目を書くときは、審査員がどのような観点で評価するのかを意識しておくと、伝えるべき内容がはっきりします。ビジコンDBに掲載しているコンテストのうち、審査の観点を公開している114件を集計すると、次のとおりです。

観点件数割合主に見られること
新規性86件75%既存の商品やサービスにない発想や切り口があるか
実現可能性76件67%資金や人材、スケジュールが現実的か
市場性59件52%十分な顧客がいて、市場が広がる見込みがあるか
収益性56件49%利益を生み、事業を続けられるか
社会性56件49%地域や社会の課題の解決につながるか
熱意53件46%事業をやり遂げる意欲と実行力があるか

※1つのコンテストが複数の観点で審査する場合があるため、割合の合計は100%になりません。

表のとおり、新規性と実現可能性は、7割前後のコンテストで審査されています。つまり、アイデアの新しさと、それを実際に形にできるかの両方を示すことが、書類審査を通過するための基本です。それぞれの観点について、応募書類で意識したいことを見ていきましょう。

新規性

新規性は、最も多くのコンテストで審査されている観点です。まったく新しいアイデアでなくても、組み合わせや対象とする顧客を変えることで、新しさを示すことができます。応募書類では、優位性の項目で、競合と比べた違いを具体的に書くことが大切です。

実現可能性

実現可能性では、アイデアを、実際に事業として形にできるかが見られます。必要な資金や人材、スケジュールが現実的であることを示しましょう。すでに試作やテスト販売、利用者へのアンケートなどをしている場合は、その結果を書くと、評価が高まります。

市場性

市場性では、顧客が十分にいるか、今後市場が広がる見込みがあるかが見られます。市場規模の項目では、数字に根拠となるデータや計算式を必ず添えましょう。

収益性

収益性では、事業として利益を生み、続けていけるかが見られます。収支計画の項目では、売上と費用の根拠を示し、いつ頃から利益が出る見通しなのかを書くことが大切です。

社会性

社会性では、事業を通じて、地域や社会の課題がどう変わるのかが見られます。特に、自治体や地域の金融機関が主催するコンテストでは重視される傾向があるため、地域とのかかわりを具体的に書きましょう。

熱意

熱意では、事業をやり遂げる意欲と実行力があるかが見られます。応募書類の「応募の動機」は、この観点で評価される項目です。なぜ自分がこの事業に取り組むのかを、自分の経験と結びつけて伝えましょう。

審査で見られるポイントが分かったところで、実際の応募書類がどのような形になっているのかも見てみましょう。ここでは、ビジコンDBに掲載しているコンテストの中から、対象者や形式の異なる3つの応募書類を紹介します。応募するときは、必ず各コンテストの公式サイトで、最新の様式を確認してください。

ぎふビジネスプランコンテスト(高校生向け)

高校生を対象としたコンテストで、PDFのビジネスプランシート(合計8ページ以内)を提出します。記入例付きの様式が公開されており、「数値による裏付け」「ターゲットの限定」「調査データや根拠の明示」の3つを意識して書くよう、作成のポイントも示されています。主な項目は、次のとおりです。

  • ビジネスプランのタイトル(30文字以内)・概要
  • ビジネスプランを考えたきっかけ・目的
  • 顧客(想定している顧客、困りごとやニーズ)
  • 商品・サービス(内容、ユニークな点、販売・広告方法)
  • 必要な経営資源(ヒト、モノ、技術、ノウハウ)
  • 収支計画(1年後・3年後)
  • 社会・地域へのインパクト

ぎふビジネスプランコンテストの公式サイト

東京女子大学ビジネス・プランニング・コンテスト(大学生向け)

起業部門とアイディア部門があるコンテストで、Wordの応募シートに記入します。各項目に「誰にどのような商品やサービスを提供するのか」などの問いが書かれており、何を書けばよいかが分かりやすい様式です。収支見込みと資金計画は、起業部門のみ必須となっています。主な項目は、次のとおりです。

  • プランの内容
  • 提供する商品やサービスの特徴(新規性・独自性・競合)
  • 対象となる顧客と市場性
  • 今後の展開(課題と克服方法、3〜5年の見通し)
  • 特にアピールしたい点、プランに対する意気込み
  • 今後3年間の収支見込みと資金計画(起業部門のみ)

東京女子大学ビジネス・プランニング・コンテストの公式サイト

ちば起業家ビジネスプラン・コンペティション(社会人向け)

千葉県で起業する方などを対象としたコンテストで、PDFやWordの応募用紙に記入します。項目ごとに「300〜500字程度」と文字数の目安が示されており、補足資料はA4サイズ5枚以内で添付できます。起業前で計画を立てていない場合は、資金計画・収支計画の記載は不要とされています。主な項目は、次のとおりです。

  • ビジネスプランのタイトル(30字以内)・概要(200字以内)
  • 提供する製品・サービス
  • 社会性(地域活性化・課題解決力)
  • 新規性・創造性(競合分析を含む)
  • 市場成長性
  • 実現可能性・収益性
  • 課題と将来の展望
  • 応募者の略歴、ビジネスプランを考案した動機・経緯
  • 資金計画・収支計画

ちば起業家ビジネスプラン・コンペティションの公式サイト

3つの応募書類を比べると、概要・商品やサービス・顧客・競合との違いは、どの様式にも共通しています。一方で、地域への貢献や収支計画の扱いは、コンテストの対象者や目的によって異なります。応募するコンテストの様式に合わせて、ここまで紹介した書き方を使い分けましょう。

しかしながら、項目をすべて埋めていても、書き方によっては、書類審査で評価されにくくなってしまうこともあります。審査員の目線で見たときに、よく見られる失敗を紹介します。

根拠のない数字が並んでいる

「市場規模は1,000億円」「初年度の売上は1億円」のように、根拠を示さずに大きな数字を並べると、かえって信頼を失います。審査員は、数字そのものよりも、その数字をどう導いたかを見ています。出典となるデータや、「単価×数量」などの計算式を、必ず添えましょう。

課題と解決策がつながっていない

課題として書いた内容と、解決策として書いた商品やサービスが、きちんと対応していない応募書類も少なくありません。例えば、自治体の課題を挙げながら、解決策が個人向けのサービスになっていると、プラン全体の説得力がなくなります。書き終えたら、課題と解決策が一本の線でつながっているかを確認しましょう。

評価の観点に答えていない

募集要項に審査の観点が示されているのに、それに答えていない応募書類は、評価が低くなりがちです。例えば、地域への貢献が審査されるコンテストで、地域とのかかわりにまったく触れていないと、それだけで不利になります。応募する前に、募集要項の審査基準を確認し、それぞれの観点に答える内容が書けているかを見直しましょう。

専門用語が多く伝わらない

審査員は、必ずしもその分野の専門家ではありません。専門用語や業界の言葉を多く使うと、プランのよさが伝わらないことがあります。専門用語を使う場合は短い説明を添え、その分野を知らない人が読んでも理解できる言葉で書きましょう。

応募書類を書き終えたら、提出する前に、もう一度見直しましょう。せっかくのプランが、形式の不備で審査の対象外にならないよう、確認しておきたいポイントを表にまとめました。

確認観点確認のポイント
様式募集要項で指定された様式・ファイル形式で作成していますか?
文字数項目ごとの文字数や、全体のページ数の上限を守っていますか?
必須項目未記入の欄や、記入例の消し忘れはありませんか?
数字の根拠市場規模や売上などの数字に、出典や計算式を添えていますか?
一貫性課題とターゲット、解決策が、一本の線でつながっていますか?
審査基準募集要項の審査基準の、それぞれの観点に答えていますか?
誤字脱字誤字脱字や、表記のゆれはありませんか?
締切指定されたファイル名で、締切日時(時刻まで)に間に合うように提出できますか?

表のとおり、内容だけでなく、様式や締切といった形式面の確認も欠かせません。特に、記入例の文字の消し忘れや、締切の時刻の勘違いはよくある失敗なので、提出する前に必ず確認しましょう。

応募書類が書けたら、書類審査の後に控える、プレゼンテーションの準備も進めておきましょう。書類審査を通過すると、最終審査ではピッチ資料(プレゼンテーションに特化した資料)を使って発表することが多くあります。応募書類で整理した内容は、そのままピッチ資料の土台になります。

ちなみに、ピッチ資料の作り方について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

また、ビジネスプラン全体の書き方や、有名企業の実例を知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

ここでは、ビジネスコンテストの応募書類について、よく寄せられる質問に回答します。

Q. 応募書類の書式が決まっていない場合は、どうすればいいですか?
この記事で紹介した項目を参考に、プラン名、事業の概要、応募の動機、課題、ターゲット、解決策、優位性、市場規模、収支計画の順にまとめるのがおすすめです。デザインに自信がない方は、Wordで文字だけで整理しても問題ありません。審査員が見るのは中身なので、見出しを付けて読みやすくまとめれば十分です。デザインに自信がある方は、AIを活用しながらPowerPointで作成すると、図や写真を使った、より伝わりやすい資料にできます。

Q. 文字数や枚数の目安はありますか?
文字数の指定がある応募書類では、項目ごとに200〜500字程度とされていることが多く、上限として最も一般的なのは400字です。ページ数は、A4サイズで4〜8ページ以内とされている例が見られます。指定がない場合も、審査員が読む負担を考えて、簡潔にまとめましょう。

Q. 図や写真は入れてもいいですか?
はい、多くのコンテストで認められています。商品やサービスのイメージ、事業の仕組みなど、文章だけでは伝わりにくい内容は、図や写真で補うと効果的です。ただし、指定された様式やページ数を超えないよう注意しましょう。

Q. 同じ応募書類を、複数のコンテストに使い回してもいいですか?
プランの中身は同じでも構いませんが、応募書類はコンテストごとに調整するのがおすすめです。コンテストによって、聞かれる項目や審査の観点が異なるため、それぞれの様式と審査基準に合わせて書き直すことで、評価されやすくなります。

Q. 手書きで提出してもいいですか?
コンテストによって異なります。印刷して手書きで記入する様式もありますが、最近はWordやPDF、Webフォームでの提出が主流です。募集要項で指定された提出方法を確認しましょう。

ビジネスコンテストの応募書類では、事業の概要、解決策、プラン名、課題が、9割前後のコンテストで聞かれます。さらに、競合と比べた優位性や収支計画、応募の動機まで求めるコンテストも多く、アイデアの面白さだけでなく、事業として成り立つかどうかと、取り組む人の熱意が見られています。

応募書類を書くときは、数字に根拠を添え、課題と解決策が一本の線でつながっているかを意識しましょう。そして、応募するコンテストの様式と審査基準に合わせて内容を調整すれば、書類審査を通過できる可能性は高まります。

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