高校生のビジネスアイデア例10選|コンテスト入賞例と発想のヒント

ビジネスアイデアを考えてみたいけれど、何から考えればよいか分からない。そんな高校生は、多いかもしれません。ビジネスアイデアというと、特別な才能やひらめきが必要なように思えますが、実際には、毎日の生活の中にある身近な困りごとから生まれるアイデアも、少なくありません。

この記事では、高校生がビジネスアイデアを考える意味を整理したうえで、授業・部活動・家庭・地域など、身近な場面から考えた、10のビジネスアイデアの例を紹介します。あわせて、実際に高校生が入賞したビジネスアイデアや、良いビジネスアイデアの条件、アイデアが思いつかないときの発想のヒントも解説します。

本記事の監修 松浦英宗(まつうらえいしゅう)
国内最大級のビジネスコンテストデータベース「ビジコンDB」の代表。外資系戦略コンサルティング会社(アーサー・ディ・リトル・ジャパン)などで勤務した後、ビジコンDBを設立。

目次

ビジネスアイデアとは、誰かの困りごとや願いに応えて、商品やサービスとして届けるための、事業のもとになる考えのことです。「誰の」「どんな困りごとを」「どのように解決するのか」が分かると、ビジネスアイデアとして、形になりやすくなります。

高校生は、学校や部活動、家庭、地域など、毎日の生活の中で、多くの「不便」や「あったらいいな」に出会います。大きな資金や専門的な技術がなくても、そうした身近な気づきが、ビジネスアイデアの出発点になります。

考えたアイデアは、ビジネスコンテストに応募すると、審査員から評価やアドバイスを受けられる場合もあります。高校生向けのビジネスコンテストについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

高校生がビジネスアイデアを考える意味は、いくつもあります。普段は、学校での勉強や部活、友人たちとの交流が、主な活動かもしれませんが、ビジネスアイデアを考えることは、自分の可能性を一歩前に進めるきっかけになります。

ここでは、問題解決能力、大学入試・進路選択、将来のキャリアの3つの観点から、高校生がビジネスアイデアを考えるべき理由を整理します。

問題解決能力の向上

ビジネスアイデアを考えることは、課題や問題を発見し、それに対する解決策を探すプロセスです。高校生の生活の中には、学校や家庭、地域社会で直面する、さまざまな問題があります。

たとえば、勉強の効率をどう上げるか、クラス内のコミュニケーションをどう改善するか、環境問題にどう貢献できるか、といったものです。アイデアを考える経験を通じて、問題に対して自ら解決策を見つけ、実現に向けて行動する力が身につきます。

大学入試・進路選択への活用

大学入試には、学力試験だけでなく、高校生活での活動や学ぶ意欲を評価する方式もあります。文部科学省の「大学入学者選抜実施要項」では、総合型選抜は、詳細な書類審査と面接などを組み合わせて、入学志願者の能力・適性や学習に対する意欲、目的意識等を総合的に評価する入試方法とされています。

出願時には、本人が記載する活動報告書や、大学入学希望理由書などが活用されます。ビジネスアイデアを考えた経験や、コンテストに参加した経験は、自分の取り組みとして書く材料になる場合があります。ただし、評価の方法は、大学や学部、入試の方式によって異なります。志望校の募集要項で確認してください。

また、ビジネスアイデアを考える中で、教育や医療、環境など、自分が関心を持つ分野が見えてくることもあります。学部や学科を選ぶときの、ヒントになるかもしれません。

出典:文部科学省「大学入学者選抜実施要項」

将来のキャリア形成

高校生のうちにビジネスアイデアを考え始めると、将来の進路や仕事を選ぶときの視野が広がります。ビジネスの経験は、どの職業でも役に立ちます。自分で仕事を生み出す力は、会社で働く場合にも、起業する場合にも、強みになります。自分のアイデアを人に説明して、意見をもらう経験は、社会に出てからも役立つ力につながります。

ビジネスアイデアは、毎日の生活の中にある「不便」や「あったらいいな」から探すことができます。高校生が毎日の生活で出会う場面を、10のテーマに分けて、それぞれのテーマで、ビジネスアイデアの例を1つずつ考えました。

どのアイデアも、あくまで一例です。実際に事業にできるかどうかは、対象や地域、学校の事情によって変わります。参考にしたうえで、自分の周りの困りごとから、自分だけのアイデアを考えてみてください。

授業・勉強「同級生同士で教え合う、学習サポートアプリ」

苦手な科目があっても、先生には質問しにくいと感じる生徒がいるかもしれません。そうした悩みに対して、得意な生徒が苦手な生徒に教えられる機能や、授業ノートの共有、宿題のリマインダーを備えた、学習サポートアプリが考えられます。

まずは自分のクラスの友達に、無料で使ってもらう方法があります。使われ方を見ながら機能を絞り込み、他のクラスや他校に広げていく進め方も考えられます。

学校行事・文化祭「模擬店の注文と待ち時間を管理するアプリ」

文化祭では、人気の模擬店に長い行列ができて、あきらめて帰る来場者もいることがあります。そこで、スマートフォンで注文して、順番が近づいたら通知で知らせる、注文管理のアプリが考えられます。お店の側も、注文数を事前に把握しやすくなる可能性があります。

まずは自分の学校の文化祭で、1つの模擬店から試してみる方法があります。実際に使ってもらう場合は、学校や実行委員会の許可が必要になるかもしれません。

部活動「ユニフォームや用具を譲り合うサービス」

成長してサイズが合わなくなったユニフォームや、引退して使わなくなった用具は、そのままになっていることがあるかもしれません。そこで、出したい人と欲しい人をつなぐ、譲り合いのサービスが考えられます。競技ごと、学校ごとに探せると、使いやすくなる可能性があります。

まずは自分の部活の先輩と後輩の間で試してみる方法があります。数が集まってきたら、同じ地域の他校の部活に広げることも考えられます。

趣味・推し活「スマホアクセサリーのカスタマイズサービス」

スマートフォンのケースやアクセサリーは、既製品だと友達と同じものになりがちです。自分の好きなデザインや写真を使ったものが欲しいと感じる人のために、オンラインでデザインをアップロードして、オリジナルのケースやアクセサリーを注文できるサービスが考えられます。

最初は、友達や同じ学校の人から、数点の注文を受けて作る方法があります。簡単な印刷のサービスを活用すれば、少ない初期費用で試せる可能性があります。

通学・移動「自転車通学向けの盗難・いたずら対策サービス」

自転車で通学する生徒の中には、駐輪場での盗難やいたずらを心配している人がいるかもしれません。そこで、駐輪場ごとの被害の情報を生徒同士で共有して、対策グッズや安全な駐輪場所を提案するサービスが考えられます。

まずは自分の学校の駐輪場について、同級生に困りごとを聞いてみる方法があります。何が一番求められているかを確かめてから、形にしていく進め方が考えられます。

食事・お弁当「学食・購買の事前注文アプリ」

昼休みの学食や購買は混雑して、買えないまま休み時間が終わってしまうことがあるかもしれません。そこで、スマートフォンで事前に商品を予約して、昼休みには受け取るだけにする、事前注文のアプリが考えられます。運営する側も、必要な数を把握しやすくなる可能性があります。

実現には、学食や購買の運営者、学校の協力が欠かせない場合があります。まずは運営者に相談して、1つの商品から試してみる方法があります。

お金・買い物「制服や教科書のリユースサービス」

成長や進級で使わなくなった制服や教科書は、きれいな状態でも、手放す先がないことがあるかもしれません。そこで、卒業生や在校生が出品して、後輩や新入生が安く買える、リユースのサービスが考えられます。学校ごとに探せると、サイズや使用状況も確認しやすくなる可能性があります。

まずは自分の学校で、卒業生から後輩への譲渡を数点試してみる方法があります。やり方が整理できたら、他の学校に広げていく進め方が考えられます。

家庭・家事「祖父母向けのスマホの使い方サポート」

高齢の家族が、スマートフォンの使い方が分からず困っていることがあるかもしれません。そこで、高校生が地域の高齢者に、スマートフォンの使い方をやさしく教えるサービスが考えられます。出張でも、オンラインでも、行える可能性があります。

まずは自分の祖父母や近所の人に、無料で教えてみて、どんなことに困っているかを集める方法があります。慣れてきたら、地域の公民館や自治体と連携して、講座として広げることも考えられます。

地域・商店街「地域のイベント・コミュニティアプリ」

地域の情報は大人向けのものが多く、高校生向けに整理された情報は少ないのが現状かもしれません。そこで、地域のスポーツイベントや文化祭、ボランティア活動の情報を高校生向けに一元化して、友達と一緒に参加できる、コミュニティアプリが考えられます。

まずは地元の学校や地域の団体の協力を得て、情報の掲載から始める方法があります。地域ごとに内容を変えれば、他の地域にも展開できる可能性があります。

環境・社会課題「売れ残りを共有して食品ロスを減らすサービス」

閉店前のパン屋や飲食店では、まだ食べられる商品が売れ残ることがあるかもしれません。そこで、お店が売れ残りそうな商品を値引きして知らせて、近所の人が買いに行けるサービスが考えられます。通学の途中で立ち寄れるお店に絞ると、高校生も利用しやすくなる可能性があります。

まずは近所のお店に1軒相談して、数日だけ試してみる方法があります。同じようなサービスがすでにある場合は、通学圏に絞る、学生向けの価格にするなど、違いを出す工夫が必要になる場合があります。

ここでは、実際に高校生が入賞した、ビジネスアイデアを紹介します。日本政策金融公庫が主催する「高校生ビジネスプラン・グランプリ」の第13回大会(2026年1月)で、審査員特別賞を受賞した3つの事例です。この大会には、全国639校から、5,640件の応募がありました。

内容は、日本政策金融公庫の公式発表(ニュースリリース、2026年1月13日)をもとにまとめています。
出典:日本政策金融公庫 ニュースリリース(2026年1月13日)「第13回『高校生ビジネスプラン・グランプリ』開催結果」

食べられる消毒液「タベルット」

兵庫県立長田高等学校の生徒が、個人で出場しました。タイトルは、「酵素由来の『タベルット』 消毒の常識を、今噛み砕く」です。

ビジネスアイデアの概要

パイナップル由来の酵素(ブロメライン)を使った、“食べられる消毒液”を、製造・販売するプランです。

ビジネスアイデアのポイント

タイトルにもあるように、「消毒」の常識を見直すところから、発想している点です。身近な商品の常識を見直すと、新しい価値のヒントが見つかる場合があります。また、素材をパイナップル由来の酵素に絞り、製造・販売まで、事業の形で示している点も、ポイントです。

認知症の徘徊を防ぐ対話型AI「CareTalker」

阿南工業高等専門学校と東京工業高等専門学校の学生のチーム「Care Talker AI」が、出場しました。タイトルは、「CareTalker 認知症徘徊ゼロを目指す 寄り添いAI」です。

ビジネスアイデアの概要

認知症の高齢者の徘徊を、未然に防ぐための、対話型のAI見守りシステムを提供するプランです。

ビジネスアイデアのポイント

「徘徊ゼロ」という、解決したい状態を、一言で表している点です。何を解決するのかがはっきりしていると、聞き手に伝わりやすくなります。また、「見守る」だけでなく、「対話」で寄り添う点にも、特徴があります。高齢化という、多くの人に関わる社会課題を、テーマにしている点も、ポイントです。

高校生がガイドする放課後体験「高校生がガイディング」

静岡県立沼津商業高等学校のチーム「“CO-KO”Japan株式会社」が、出場しました。タイトルは、「高校生がガイディング~等身大の放課後体験アクティビティ~」です。

ビジネスアイデアの概要

訪日外国人観光客の、中高生年代の子どもを対象に、地元の高校生が、同世代の目線で、日本のリアルな放課後や、高校生ライフを案内するサービスを提供するプランです。

ビジネスアイデアのポイント

「高校生であること」そのものが、価値になっている点です。高校生にしか提供できない体験を、サービスにしている点が、特徴です。また、同世代の観光客という、対象がはっきりしている点も、ポイントです。

このほかの受賞事例は、以下の記事で紹介しています。

ここまで、ビジネスアイデアの例や、実際に入賞したアイデアを紹介してきました。自分でアイデアを考えるときは、良いビジネスアイデアの条件を知っておくと、考えたアイデアを見直しやすくなります。単なる思いつきではなく、成功するビジネスアイデアには、いくつかの条件があります。ここでは、良いビジネスアイデアの具体的な条件を見ていきましょう。

市場のニーズに応えていること

ビジネスの基本は、「誰かの問題を解決すること」です。良いビジネスアイデアは、対象となる市場(顧客)のニーズに、的確に応えている必要があります。ターゲットとなる顧客が、日常で抱えている課題や不便を見つけて、その解決策を提供するアイデアこそが、成功の第一歩です。

市場ニーズがしっかり存在することを確認するためには、リサーチが不可欠です。身近な友人や家族、学校の先生に意見を聞くことから、始めてもよいでしょう。

競合と差別化できるユニークな要素があること

成功するビジネスは、競合他社と差別化できる、何か特別な点を持っています。競合と同じ商品やサービスを提供するのではなく、自分たちのビジネスが、どのようにユニークで、他にはない価値を提供できるかを、明確にすることが重要です。

たとえば、同じ商品を扱うにしても、パーソナライズされたサービスを提供したり、環境に配慮した持続可能なアプローチを取ったりするなど、ユニークな価値を付加することで、競争力が生まれます。

実現可能であること

ビジネスアイデアがどれだけ素晴らしくても、実行に移せなければ、成功にはつながりません。アイデアを実現するために必要なリソースやスキル、資金などを、現実的に考えることが大切です。

高校生の場合、初期の資金が限られていることが多いため、少額で始められるビジネスや、自分のスキルで完結できるアイデアを考えるのが、ポイントです。実現可能性を確認するには、ビジネスに必要なプロセスをステップごとに洗い出して、計画を立てることが有効です。

スケーラビリティ(成長の可能性)があること

良いビジネスアイデアは、規模を拡大しやすいものです。最初は小さな規模で始めたビジネスでも、将来的に成長させることができるかどうかを、考える必要があります。アイデアが小規模でしか成立しない場合、成長の限界が早く訪れてしまいます。最初は、小さなコミュニティや学校内で始めても、徐々に全国展開やグローバル展開が可能であることが、理想です。

考えたアイデアが、これらの条件に当てはまっているか確かめたい方は、以下の診断をお試しください。

アイデアが思いつかないと感じたときは、ひらめきを待つよりも、問いを立てて考えてみると、手がかりが見つかるかもしれません。ここでは、高校生が取り組みやすい5つの問いを紹介します。

自分の「不便」「不満」を書き出す

1週間、学校や通学、家での生活の中で、「面倒だ」「不便だ」と感じた場面を、スマートフォンのメモに書き留めてみてはどうでしょうか。書き出した数が増えると、同じ種類の困りごとが、何度も出てくることに気づくかもしれません。繰り返し出てくる困りごとは、ビジネスアイデアのヒントになる可能性があります。

家族や友達の困りごとを聞く

自分では気づかない困りごとも、身近な人に聞くと、見つかることがあります。「最近、困っていることはある?」と、家族や友達、部活の仲間に聞いてみてもいいかもしれません。複数の人が、同じように困っていることがあれば、それはビジネスアイデアの出発点になるかもしれません。

好きなことと、得意なことを掛け合わせる

好きなことや、得意なことを、紙に書き出してみるのも、一つの方法です。たとえば、絵を描くことと、スマートフォンのケース、料理と、学食の混雑というように、2つを掛け合わせると、思いがけないアイデアが生まれるかもしれません。

既存のサービスを、高校生向けに変えてみる

すでにあるサービスを、「高校生が使うなら、どうなるだろうか」と考えてみてはどうでしょうか。価格や、使う場面、操作のしやすさを、高校生に合わせるだけでも、新しいアイデアが生まれるかもしれません。

地域や社会の課題から考える

ニュースや、自分が暮らす地域の広報誌から、課題を探してみる方法もあります。大きな課題も、「自分の周りでは、どんな場面で起きているだろうか」と分けて考えてみると、高校生にも取り組める形が見えてくるかもしれません。

さらにアイデアの切り口を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

アイデアが決まったら、次は、ビジネスプランとしてまとめます。ビジネスプランは、アイデアを、実現できる形にするための、設計図です。ここでは、3つのステップに分けて、紹介します。

ステップ1:課題と対象を決める

「誰の、どんな困りごとを解決するのか」を、一文で書き出します。対象が広すぎると、伝わりにくくなります。まずは、「自分の学校の生徒」「近所の高齢者」のように、具体的な相手を決めましょう。

ステップ2:解決策と収益の仕組みを整理する

課題を解決する方法と、誰が、いくら払うのかを、整理します。高校生の場合、お客さんは同級生に限らず、学校、お店、地域の団体や自治体が、お金を払う側になることもあります。

ステップ3:小さく試して、改善する

いきなり大きく始めずに、友達や学校の中で、まず試してみましょう。使ってもらった感想を聞いて、アイデアを改善していきます。試した結果は、ビジネスプランの説得力を高める材料になります。

ビジネスプランの書き方は、以下の記事で、詳しく解説しています。

考えたアイデアは、ビジネスコンテストで発表すると、審査員から評価やアドバイスを受けられる場合があります。高校生が参加できる、全国規模のコンテストを、3つ紹介します。

全国高等学校ビジネスアイディア甲子園

大阪商業大学が開催する、高校生向けのビジネスアイデアのコンテストです。第24回(2025年12月13日に最終審査・表彰式)には、全国147校から、6,275件の応募がありました。

グランプリは、愛媛県立土居高等学校の「サイクル・ケア・タウン~自転車でつなぐ、健康と暮らしと地域の輪~」でした。第25回の最終審査会・表彰式は、2026年12月12日(土)に開催される予定です。

高校生ビジネスプラン・グランプリ

日本政策金融公庫が主催する、高校生向けのビジネスプランのコンテストです。第13回の最終審査会は、2026年1月11日に、東京大学で開催されました。639校、5,640件のプランから、ファイナリスト10組が選ばれ、共立女子高等学校の「Admic」が、グランプリを受賞しました。

マイナビキャリア甲子園

マイナビが運営する、高校生がチームを組んで、企業から出されたテーマに挑戦する、ビジネスアイデアのコンテストです。第12回の決勝大会は、2026年3月14日・15日に開催され、全国から3,151チーム、11,668名が参加しました。

募集中のコンテストや、応募条件は、以下の記事で一覧にまとめています。

高校生のビジネスアイデアについて、よくある質問をまとめました。チェックリストとして、ご活用ください。

Q. 高校生でもできるビジネスは?
学校や地域で小さく試せるものや、スマートフォンや身近な素材で始められるものが、取り組みやすい例として考えられます。この記事の10のアイデアも、まず、自分の学校や近所から試せる形を意識しています。ただし、未成年の場合は、お金のやり取りや契約を伴うことについて、保護者の同意が必要になります。

Q. 高校生でも起業できますか?
高校生の多くは、18歳未満の未成年です(民法第4条は、18歳をもって成年とすると定めており、18歳以上の高校生は、成年として扱われます)。民法第5条は、未成年者が法律行為をするには、親権者などの法定代理人の同意が必要で、同意がない行為は取り消すことができる、と定めています。そのため、事業を始める場合は、保護者の同意を得て、進めることが基本です。また、民法第6条には、営業を許された未成年者は、その営業については、成年者と同じ行為能力を持つ、という定めもあります。実際に始める場合は、学校の規則も確認してください。

Q. 高校生でも個人事業主になれますか?
国税庁の個人事業の開業届出の案内には、年齢に関する記載はありません。ただし、事業のための契約などには、保護者の同意が必要になります。実際に手続きをする場合は、保護者と相談のうえ、所轄の税務署に確認してください。

Q. 高校生でも会社を作れますか?
会社法には、未成年者であることだけを理由に、取締役になれないという定めはありません(会社法第331条は、取締役になれない人として、法人や、一定の刑罰を受けた人などを定めており、未成年者は含まれていません)。ただし、会社を作る手続きは、法律行為にあたると考えられるため、未成年者の場合は、保護者などの法定代理人の同意が必要です。また、会社の設立には、定款の作成や認証、登記などの手続きと、費用がかかります。実際に検討する場合は、保護者と相談のうえ、法務局や、司法書士・行政書士などの専門家に確認してください。

Q. 面白いアイデアが思いつかないときは?
面白さよりも、「誰の、どんな困りごとを解決するのか」が分かりやすいことのほうが、大切です。この記事の「アイデアが思いつかないときの発想のヒント」にある、5つの問いを使って、身近な困りごとから考えてみてください。また、入賞したアイデアにも、身近な常識や、暮らしの中の疑問から生まれたものがあります。

高校生がビジネスアイデアを考えることには、問題解決能力を高め、大学入試や将来のキャリアにも役立つ、多くのメリットがあります。アイデアは、授業・部活動・家庭・地域など、身近な生活の場面から探すことができ、実際に入賞したアイデアにも、身近な常識や暮らしの中の疑問から生まれたものがあります。

考えたアイデアを、実際に試してみたいときは、ビジネスコンテストに応募するという方法があります。ビジコンDBでは、高校生が参加できるコンテストを、一覧で紹介しています。以下の記事から、自分に合ったコンテストを探してみてください。

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